Leonardo da Vinci《レオナルド・ダ・ヴィンチ》

 

《ルネサンスを彩った万能の天才》

生没年:1452~1519
出身:イタリア、フィレンツェ

ルネサンス時代を代表する「万能の天才」

 

フィレンツェ郊外のヴィンチ村で

公証人と農夫の娘との間の非嫡出子として出生。

14歳の頃から、フィレンツェ高名だったヴェロッキオの工房で修行。その後ミラノ公のもとなどで、絵画制作や科学研究に没頭した。現存する完成画は20点にも満たない。

 

《あらゆる分野を探求》

レオナルドは、数学、舞台芸術、天文学をはじめ、

戦車や飛行機、橋などの設計、心臓の機能を解き明かす医学的は発見までしている。

しかし、大量のデッサンやアイデアを残したものの完成までこぎつけたものは少ない。

 

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《レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作》

最後の晩餐 

イエスを中心に弟子達が横一列に並んだ構図。

イエスの予言に反応する弟子達のそれぞれの心の動きを細やかに捉えている。

見る人の視線が中央のイエスに集まるよう、一点透視図法を用いている。

 

 

受胎告知

彫刻家ヴェロッキオの工房で修業を積んでいた頃に描かれたもの。

左が天使ガブリエル右が聖母マリア。

天使ガブリエルは、右手の人差し指と中指を立ててピースサインの形をつくり聖母マリアへの祝福の意を表し、

左手では聖母マリアの純潔の象徴である白百合を捧げている。

 

 

 

《肖像画のスタンダードを確立》

 

誰でも知っている西洋美術の至宝。

レオナルド ダ ヴィンチがどこにも納品せず、

生涯手元に置いていたルネサンス最盛期の作品。

 

それまでは肖像画は横顔が一般的だったのに対して

「モナ・リザ」は4分の3観面像と呼ばれる、

やや斜め向きの正面から描かれ、

以降この構図が肖像画のスタンダードとなる。

 

ドレスや背景も曖昧で普遍的な美を求めたのではないかと考えられている。

 

「モナリザ」はそれまでにない独自の空間を作り出している。
ひとつは背景の地平線へ凹んで行き、もうひとつは、見る者の方へでっぱってくる。

 

形をとらえるときにひく輪郭は、物の部分ではない。

ものには輪郭線がなく、距離によって色調が変わることに気づいて

輪郭線をぼかして微妙に色の変化をつけていくスフマート技法から空気遠近法を生み出す。

 

※スフマート技法※
 輪郭線をぼかしていき、立体感を出していく技法。

 

物が接したり、重なり合ったときにそう見える境界である。

輪郭とは、たがいに接する物体の始まりなんだと言っている。

 

対象物の立体表現や空気表現が自然なものになった。

 

 

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空気遠近法の背景
 背景は遠いほどぼやけ、褐色から青っぽく変化して見える。
 これはレオナルドが発見した「空気遠近法」と呼ばれる表現方法。
 この背景は自身の自然観察をもとにした創造の風景で、
 神秘的な印象を与えている。

 

左目が左右の中心
 「4分の3観面像」で描かれているため、左目が絵の中心にきている。
 しかもその黒目は向かって右を向いている。
 鑑賞者を見つめているようで外しており、微妙で謎めいた視線。

 

微笑んでいるように見える口元
 わずかに口角が上がり、微笑んでいるように見える曖昧な表情が神秘的。
 自身が作った輪郭を描かずにぼかして境目を作る
 「スフマート」の手法も影響し、見る角度によって印象が異なると言われる。

 

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《写真や撮影で活かせそうなこと》

 

モナリザや、レオナルドダヴィンチの自画像にも

4分の3観面像と呼ばれるやや斜め向きの正面から描かれていて手前側の目が中心に来ている。

これを頭に置いておくと縦構図の時の写真の場合、目安にもなりそう。

 

また、最後の晩餐のように

奥行きのある場面での撮影の際に一点透視図法を意識できれば、

どこに視線を誘導したいのか考えながら構図を組み立てることもできると思う。

 

あと、これは人物撮影を行う方ならすぐにピンとくると思うけど

空気遠近法の『背景は遠いほどぼやけ』を意識した撮影をする時には単焦点レンズを使うのが有効ですね!

 

 

何をどう見せたいのか、と少し考えるだけでも写真がすごく楽しくなります。

絵画から学んだり気づいたことを写真で挑戦してみるのも面白いと思うので

今度もどんどんやってみようと思います!

 


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